夏目漱石 後期三部作

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商品の説明

  • 「敬太郎はそれほど験の見えないこの間からの運動と奔走に少し厭気が注して来た。元々頑丈にできた身体だから単に馳け歩くという労力だけなら大して苦にもなるまいとは自分でも承知しているが、思う事が引っ懸ったなり居据って動かなかったり、または引っ懸ろうとして手を出す途端にすぽりと外れたりする反間が度重なるに連れて、身体よりも頭の方がだんだん云う事を聞かなくなって来た。……」 “修善寺の大患”後の弱った身体に、幼い娘の死などが襲いかかった、漱石45歳の作品。
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  • 「直の節操を御前に試してもらいたいのだ」一郎は鋭敏な人間であった。弟・二郎からすると、美的にも倫理的にも知的にも鋭敏すぎて自分を苦しめるために生まれてきたような人間であった。妻・直を愛して信じられず、弟に無茶な要求をするもうまくいかず、七転八倒する。「死ぬか、気が違うか、そうでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない・・・」己の有り様を疑うことを覚えた人間の苦しみ。『彼岸過迄』から『こころ』へと続く、漱石後期3部作の第2作監督/吉田純子・編集/三好達也
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  • <p>夏目漱石、後期三部作を一冊にしました。誠実だが行動力のない内向的な男と純粋な感情を持ち、怖れるところなく行動する従妹との恋愛を描く。短編を連ねて一つの長編を構成している。探偵小説風味もあり非常に凝った作品「彼岸過迄」。弟の二郎の目線で兄、一郎の苦悩を描いた作品。大学で学問を教えている一郎。しかし彼には誰にも理解されない苦悩と孤独があった。妻からも家族からも疎まれ、弟には妻と一晩泊ってくれなどと言い出す。偶然にも災難に遭い泊まってしまうが……人間を深く見つめた漱石ならではの名作「行人」。私が「先生」と呼び、敬愛していた人からの手紙が届く。そこには、親友を欺いて好きな女性を手に入れた罪悪感から、長い間苦しんで自殺を決意した「先生」の想いが綴られていた。友人、家族・親族、恋人との間に起こる「こころ」の葛藤を、見事に描いた名作「こころ」。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。</p>画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さ...
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